月と太陽、インドではイダー、ピンガラー

イダー(左脈管)はチャンドラナーディー(月の脈管)、ピンがラー(右脈管)はスーリやナーディー(太陽の脈管)。クンダリーニ上昇の経路でもある。

太陽と月、そして地球。これを三位一体とするなら、人体のエーテル体にある、イダーとピンガラー、そしてスシュムナー。イダーが月の道、ピンガラーが太陽の道、スシュムナーは中央脈管。それも三位一体。

イダーが副交感神経を司り、呼吸は深くゆっくりとなり、消化器がよく働く。一方、ピンガラーが交感神経を司り、呼吸は浅く、消化の働きを抑える。

中央脈管のスシュムナーとは、会陰から咽頭、そして脳髄にいたるプラーナの幹線道路。タントラでは大宇宙と小宇宙の一致を思想とする。その際に、背骨を人体宇宙の中心とする。背骨は、頸椎7つ、胸椎12個、腰椎5つ、仙骨5つ、尾てい骨5つ、で構成される。

  •  背骨  チャクラ   ☆五大元素
  • 尾てい骨・会陰のチャクラ☆地
  • 仙骨・生殖器のチャクラ☆水
  • 腰椎・臍のチャクラ☆火
  • 胸椎・心臓のチャクラ☆風
  • 頸椎・喉のチャクラ☆空

会陰のチャクラから7200本の脈管が上昇、左イダーと右ピンがラーに分かれる。宇宙現象の多様性を、人体ではこれらの無数の脈管を通って移動するプラーナとして表現される。

生と死、音楽とそれを聞く者、真実と虚偽など、対立するあらゆる概念を、左右の脈管の中を流れるプラーナにあてはめて、相克ないしは中和・止揚させて、中央脈管に通すとイメージする。仏陀の中道にも通ずる概念。

ハタヨガの目的は、この太陽と月、イダーとピンガラー、つまりは二元性の象徴を、中央脈管で一つにすること。マーヤーとブラフマン、輪廻と解脱という二元性も含まれる。

 

 

 

 

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