カーラチャクラと太陽礼拝

☆☆ハタヨガの太陽礼拝/スーリヤ・ナマスカーラの一連の動きは、私たちが大宇宙に呼応する小宇宙であることをあらわしたもの。

  • 冬至に始まる。ヴェーダ時代の元旦は冬至だった。太陽の命日であり、誕生日でもある。☆山(タダ)のポーズ。
  • 涼しい季節。インドでも冬は寒い。が、1月を過ぎるとだんだんと春めいてくるよう。☆三日月のポーズ。
  • 春は短く夏がやってくる。3月。大地は乾いている。☆足に手を付けるポーズ。
  • 4月頃。牡牛が生け贄として雨乞いする。☆牡牛のポーズ。
  • 5月。夏、酷暑。☆ダウンドッグ・犬のポーズは死の象徴。
  • 雨期。激しいスコールで暑さが収まる。雨に人々は笑い歓喜する。☆身体の8つを地面につけて感謝する、アシュタンガのポーズ。
  • 雨期になると地面から蛇が這い出てくる。蛇は生命力の象徴である。☆コブラのポーズ。
  • 再び☆ダウンドッグ・犬のポーズ。ここでは犬は多産・生命の象徴
  • 再び☆牡牛のポーズ。ここでは田畑を耕す牡牛。食物を運んでくる神々をあらわす。
  • 、夏の凶暴な暑さから、澄みわたる秋の空、穏やかさが漂い、食物は成長していく。☆足に手を付けるポーズ
  • 収穫の季節、吉祥の女神ラクシュミのお祭りが行われる。富と幸運を祈る。☆三日月のポーズ。収穫の喜びを表現する。
  • 12月中頃より寒くなっていく。☆山(タダ)のポーズへと戻り、一年が終わる。

 

☆☆カーラチャクラタントラ・・・・インド仏教が行き着いた思想が、密教であり、カーラチャクラ・時輪。人として経験する時間のサイクルを、大宇宙の時間のサイクルと合致させれば、大小宇宙の合一、すなわち解脱はなるという思想。インド仏教の衰退後も、時輪思想は、ヒンドゥータントラ(ヒンドゥー密教)のハタヨガなどに継承される。

☆☆連続ポーズである太陽礼拝は、宇宙サイクルの一年間を、小宇宙である人間の短時間の動きに映し出すものになっている必要が在る。大宇宙と小宇宙である人間の合一は、すべてのタントラ(密教)において核となる思想である。そしてハタヨガの動きによって、それを身体で体得することが可能となる。

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