インド思想をおさらいしておこう①

今日も、観音とともに、インドの哲学思想を、ざっとたどっていきたいと思います。あくまでざっとです。インド思想は奥が深く、生涯をかけて解説してもし足りない?ほどですからね。

参考はこちら沼津高専哲学科

インド最古の思想はヴェーダです。

☆☆『リグ・ヴェーダ本集』・・・最も古く重要なヴェーダ。神々をヴェーダの祭式に呼んで、賛賞する讃歌の本。神々の姿在り方が描かれていて、神話のようでもあり。ここでの神女神の中には、火の神=アグニ、川の女神サラスヴァティーがいて、もうこの頃には活躍し始めていた様子。そして、讃歌=マントラはこの頃にはもう在ったようですね。

☆☆ブラーフマナの時代・・・・祭式に神々を呼び入れて、マントラを唱え、祭場に神秘的な力を顕在させて願望を成就させるようになった。

さらには、マントラそのものが宇宙を支配する原理とされた。マントラの力はこの頃には最上級に認識されていたようです。

☆☆ウパニシャッド・・・ヴェーダ最後の思想。それは、自己を絶対的な存在と合一させる神秘に触れ、体験することを目指す。梵我一如の思想と言われる。ウパニシャッドは奥義書と訳されるように、神秘的傾向が強く、体験である。

梵我一如・自分と神を一つにすることを目指す思想は、後期大乗仏教でも登場しますが、この時にすでに出来ていたのですね。梵とは、梵天、つまりブラフマー・最高神。この頃に人気最高潮だったんですね。

☆☆仏教・・・仏教でも多くの概念や法、行動目標が出てきますが、ここでは独断でスピリチュアルにとって大切と思われるものを紹介します。

☆☆縁起・・・世界中の思想の中で、この世の成り立ちをもっともよく解説しているのが、仏教の『縁起』である。これはあるマスターの言葉です。縁起とは、すべての事象は、因果の関係であり、自分が発したことが、瞬間瞬間に生成し続けていく、変わり続けて波及していくその様のこと。根本にあるのは、自分が発した苦しみである。苦しみの原因をさかのぼって解消するための試みでもあります。

☆☆無執着・・・執着心がどれだけ自由を奪うか、そのことは仏陀の言葉の中でも多く出てきます。

☆☆慈しみの心・慈悲・・・大乗仏教では、慈悲の精神が思想の核となります。スピ的には、まずは自分を慈しむことで、目の前の人を慈しむことができる。とこんな感じですかね。

☆☆空の思想・・・中観派の祖、ナーガールジュナ(龍樹)の中論による。この世界は縁起によるが、その本質は『空』であるとする。

☆☆唯識・・・世親らによる。心とは何かを問い続けた。最終的に、潜在意識(現代で言うと)を解明し、心の働きとは、潜在意識に種をまくようなものだと。その時は分からないが、やがて自分のまいた種が、育って顕在化する時が来る。それが、因果応報であり、輪廻である。その心の働きを、健全になるように瞑想しましょうと言って、瞑想(ヨーガ)を重んじている。唯識は、日本の仏教の基本です。ざっくり過ぎです(笑)。

☆☆密教・・・大衆で広まる。呪術的であり、自己と大日如来の合一により即身成仏を目指す。呪術は、曼荼羅の前で真言を唱えて行う。インドの民衆の信仰により、ヒンドゥーの神々も登場してくるように。後期密教ではタントラが取り入れられるようになった。

 

今日はこんなところまで。

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